登山や私生活で着ているアウトドアウェア。値段はそこそこ高いのですが、以外に長持ちします。これらのウェアを振り返って、使い込んだものは結果どうなのかを書いてみたいと思います
山のウェア。最近のモノは、高機能・超軽量化しつつ、値段も高めです。
なるべくモノを長持ちさせたほうがいいですよね。
私はガイド生活者なので、アウトドアウェアがメインですが、
もうすでに、日常生活もすべて同じものを着ています。
スーツは冠婚葬祭用に1つ・・・
それはいいとして、これらのウェア(パタゴニア中心ですが)を、
どのくらい使っているのか(使えるのか)、といいますと、だいたい2-10年くらいでしょうか。
もちろん10年以上もつものもあります
インナー2〜4年
フリース3〜10年以上
ダウン5年以上〜
化繊インサレーション3年〜破れるまで
ハードシェルジャケット2〜3年
雨具〜2年
ソフトシェルジャケット3〜4年
私の場合こんな感じです。
これは使用頻度とかにもよりますが、
それ以上になると、
防水性だとか、耐久だとか、よれてフィット感がないとか、穴が開いていたりとか、
要するに「過酷なフィールドで着るに値しない」状態になっています。
こうなったら、もう部屋着とか作業着とかになるわけですw
もちろん、過酷でないフィールドや見てくれをきにしなければ、まだまだいけます。
そんなクライマーは多いものです(だったw)
劣化による亀裂
この中で、いちばん寿命が短いのは雨具やハードシェルですね。
防水性能というところが、やはり劣化や磨耗などで落ちると、
その機能がでなくなりますので。
とくに雨具は毎日のようにつかっていればワンシーズンでだめになったりもします(普通は無い)。
最近のハイエンドなモデルでは、防水であるのに伸縮性のある生地が使われていたりしますが、数年すると劣化して、亀裂がはいってきたりします。
そういったウェアを選ぶ際に、強くテンションがかかる箇所(肩など)に補強がされているかどうかも要チェックですね。
ソフトシェルジャケットについては、
なんというか、けっこう使い込んできますと、
ヨレヨレになってきます。
が、生地さえしっかりしていれば、けっこう使える気がします。
一応仕事柄、あまりヨレたウェアは着ませんけどw
意外と長持ちするのが、ダウンなどインサレーションモノ。ただし、外側のナイロンを焼いたり破いたりというイベントに遭遇しなければですけどw
とくに袖口がいちばん痛みやすいと思います。なので、ダウンはベストなどを選ぶと、えらく長く使えるものですよ。
ロフト性能は、無考慮ですがw とにかくダウンは山以外ではコンパクトにたたんでおかないことです。
フリース。これがいちばん長持ちするんじゃないでしょうか?
10年くらい、フツーに着れます。ただ、起毛が抜けたりヘタってきたりしてきますので、
保温を重視するようなところに着古したフリースでは、本来のあったかさが出ません。保温力の低下は徐々にありますので、その点、気づきにくいんですよね。過酷なフィールドに行くようなときは新しいフリースで♪
インナー。肌着ですね。意外と持ちます。薄いからすぐダメになりそうなものですけど。でも、これも使っていくうちに、ヨレてきて保温力が低下していきますので、まぁしょっちゅう使っていたら2年くらいでだめになりますね→寝巻きへ。。。
メーカーリペア
シェルジャケットやパンツはタマに破れます。
とくに雪山などにいけば、アイゼンでパンツに穴を開ける経験は誰しもあるかと思います。
そんなとき、自分でリペアします!?
通常、メーカーに頼めば、きれいにリペアしてくれます。
ちょっと時間とコストがかかりますが、大事なウェアなだけに自分で補強せずに頼んでしまいましょう。
そっちのほうが、目立たずに、きれいに、効果的に補強してくれますよ。