クライミング入門|クライミングの種類と違い

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クライミングを始めたい!そんなクライミング初心者のために、山岳ガイドから、クライミングとは!?ということを説明したいと思います。


クライミングの種類・様々なスタイルのクライミング

クライミングには大きく分けて3種類あります。

 

もっとも手軽ではじめやすいボルダリング

ボルダリングとは
河原などにゴロゴロとしている大きな岩など比較的低い(3-5m程度)岩を登る遊び。
地面には分厚いマットを敷いてクライミングシューズと素手だけで登る。
今ではクライミングジムやボルダリングジムの普及で人口壁が主体となってきている。
登れればいいということではなく、岩のより難しい場所(ルート)を設けて挑戦して楽しみます。
墜落にそなえて無難な着地をサポートするスポッターが付き添うのが基本です。
安全性
怪我は比較的多く、捻挫など。着地で失敗するパターン。
クライミングジムはかなり安全。
ただし、飛び降りる行為は足首や腰を痛めますので注意します。

 

岩場を楽しむならフリークライミング

フリークライミングとは
フリークライミングとは、山や海岸などにそそり立つ岩場に終了点というのを設けて、そこまでのルートをクライミングシューズと素手で登る遊びです。
ロープを使用して、途中に支点を設けながら落ちないように登ることを目的とします。
登り方として、ロープをかけながら登るリードクライミング、上の終了点からロープを伸ばして安全に登るトップロープクライミングがあります。
リードクライミングには、初めて登るオンサイトトライ。人が登ったのを見て登るフラッシングトライ、何度か目のトライで完登するレッドポイントがあります。
また、登る長さですが、比較的短い(5m〜30m程度)ロープ1本分で終了するショートルートや、何回かに分けて数百mも登るマルチピッチルートがあります。
フリークライミングでは必ず登り手となるクライマーをサポートするビレイヤー(確保者)が必要となります。
ルートによって難易度や長さが違い、動きやテクニックを楽しみます。ボルダリングよりもより戦術や持久力を要します。岩場の困難度に加え、ルートの読みやより自然環境などに左右されるトータル的なクライミング能力が発揮されます。
また、素手で登るフリークライミングに対して、支点やスリングと言われるものを使っって手段を選ばないで登るスタイルをエイドクライミングといいます。
安全性
かすり傷くらいはよくあります。ルートクライミングよりマルチピッチクライミングのほうがロープ操作など複雑になり危険度も増します。
そのほか一般的には道具の使用ミスやビレイミスなどでの重大事故も起こりえます。
クライミングジムでは比較的安全で怪我も少ないですが、注意は必要

登山とクライミングの融合!アルパインクライミング

アルパインクライミングとは
登山をより難しい岩稜や壁をルートとして登るとうスタイルがアルパインクライミング。岩場までのアプローチ、クライミング、そして登頂というプロセスを踏んで山岳地帯を登ります。
クライミングだけではなく、経験や体力、技術を駆使して気象に左右されやすい山岳での総合的な要素が必要となります。
危険度はより高くなります。
クライミングシューズを使う場合と、登山靴で登る場合とあり、登り方もフリーやエイドなど様々です。
フリークライミングがより困難なルート、登山が頂上に立つ、であれば、アルパインクライミングは、その両方の要素を含んでいます。
安全性
クライミングの中では危険度がもっとも高くなり、アルパインを目指す人は圧倒的に少なくなります。フリーの危険性に加え、天候や自然現象などの不安定要素がでてきます。

 

ロッククライミングとは!?

ロッククライミングという言葉はこのカテゴリーすべてを含むといって言いかと思います。