山で安眠! 快適に眠りたい

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山小屋において、「眠れない」という経験をする人が多いでしょう。寝る時間も早く、汗をかいたままでの不快な状態ではなかなか眠れません。特に夏季は人も混雑して騒音や暑さなどますます眠れない要素が増えてきます。
今回は、山小屋でぐっすりと眠るための私が心がけている方法というかコツを紹介します


山小屋で快適に眠るための10のルール

出発の前日は遅めに眠る

山小屋に泊まって目指す頂上を登ろうというときは、睡眠不足のまま登るのは誰しも不安です。山小屋でぐっすりと眠るためにも、出発前日はわざと遅めに眠って、睡眠量を抑えておきます。そうすれば、山小屋に着いたときにはもう眠くて(笑)、食後にはすぐに眠れるかもしれません。ただし、早く到着して、食事前に眠ってしまうと逆効果です。
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お風呂がなくてもサッパリさせる

山小屋の不快なところは、なんといっても汗でベタベタしたまま寝ることです。風呂やシャワーに入れない場合は、ペーパータオルを持参します。体を拭くというだけで、ものすごくさっぱりします。最近のペーパータオルはミントや石鹸の効果でさっぱり感倍増です。もし水が豊富な場合は、手ぬぐいなどで拭いてもいいでしょう。更衣室も備わっているところも増えています。

 

寝る時用のアンダーシャツ&パンツに着替える

山では着たきりスズメなどといっていますが、こっそり持て行っているのは寝る時専用のアンダーシャツとパンツ(ズボン)
これは、軽さと肌触り優先のものを持っていきます。
さらに、じゃっかんゆるい感じの衣服にします。
眠る時用ですから、出発のときは着替えます。そうすれば2泊でも荷物になりません。
冷え性などの人は、靴下も眠る時用をつくっておきましょう
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人の声や足音をシャットアウト!耳せん

夜中にかわりがわりにトイレに起きて、足音がうるさくて起きた経験はあるでしょう。
耳せんがあれば、そんな音もシャットアウトしてすぐに眠れます。耳栓は軽いし常に小物ケースに入れておきましょう。
耳せんに違和感があるという人もいるかもしれません。
そんな場合は、スリムタイプの圧力がソフトなものも売ってますのでさがしてみてください。

 

ビーニー帽子とアイマスク

部屋が明るいとなかなか寝付けません。アイマスクをつけると、眠りやすくなるでしょう。
私の場合は、ビーニー帽子を常に持っていて、眠るときは目元まで深く被るようにして眠ります。これだと一石二鳥ですし、夜寒くなっても頭を保温してくれます。ビーニーは締め付けがすこしゆるめのものを用意します。

 

マイまくら!?をつくる

マクラの高さってけっこう重要って思っている人は、マクラを改造しましょう(笑)。
パックに雨具や使わない衣服を入れて、枕と重ねて高さ調整します。
もし余分な毛布や座布団などがあったらそれも遠慮なく使いましょう。
そして、マクラには清潔なタオルや手ぬぐいをカバー代わりにして広げて眠ればマイマクラの完成♪
タオルが濡れてつかえなければ、自分のフリースなどを広げて使えばいいのです。
あるいは、キャンプ用まくらもけっこう種類が出て着たのでこれを使うと確実ですね
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気になる布団にはインナーシーツ

インナーシーツをもっていけば、布団のヨゴレが気になっていても安心。(といっても自分自身が汗かいているのですが)
シーツは1枚タイプでもいいし、寝袋のようになっているのでもいいですが、1枚タイプのほうが暑い日でも使いやすいと思います。
せめて、上半身から上の肩の部分を折り返しで使えば首回りが気になりません。
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眠る直前にもストレッチヨガ!

眠る前にじっくりと体をほぐしている人をみると(わかってるなぁ)と思います。
疲れて、体が緊張している、さらに標高が高くて空気が薄いのに、リラックスしないと快眠には程遠くなります。
なので、足の指から体中の筋肉を緩めるようにストレッチをしましょう。
布団の上ですからいくらでもできるでしょう。
ポイントはそのためにも、日ごろから習慣にして眠る前にストレッチやヨガをやるようにすることをオススメします。
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個室なら眠りやすい

最近の山小屋はたいてい個室を用意しています。繁忙期は難しい場合もありますが、それでも、聞いてみるともしかしたら取れるかもしれません。料金は、宿泊料と別に、個室料として一室2000円〜10000円くらいです。4-5名くらいであれば負担はそうでもないはずです。
ただし、混雑日は個室利用が不可となるところがほとんどです。
個室は予約が必要ですので、計画が決まったら早めに山小屋に連絡をしてみましょう。
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暑くて眠れない!!もわっとする寝室の換気

夏場の山小屋で眠れないっていえばこれです。もう暑くて蒸れてて(笑)
それでもいびきをかいて寝ている人もいますけど。
パターンとしましては、夕方頃になると、気温が下がり、人の日常癖として窓を閉めるという動作をやってしまうようです。
コツは、窓を若干開けておきましょう。
空けすぎると寒くなりますし、締めると暑い。その調節は・・・経験ですね。
ドアのほうもスリッパなどですべて閉まらないように引っ掛けておきますと空気が流れます。
小屋には空気清浄機があったりしますが、9時の消灯前には消えてしまいます。
山小屋で、部屋がカイコ棚でカーテン閉めになっている理由は、暑さ対策という面もあるようですね
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それでもやっぱり山小屋で眠れない

山小屋で眠れなくても、大丈夫!
ちょっとくらい寝不足でも歩けますから。
それより不安になりすぎることのほうが良くないでしょう。
また、薬などに頼るのは、おすすめしていませんが、もし飲む場合は、少なめ(半分)にして、食後すぐに飲むようにしてください。
翌朝まで薬が効いていたらタイヘンですから。