靴底って、まずその多くのケースとしては、ソールのかかとがすり減ってきます。
基本的に、かかとが減ってしまったら、他の部分が減っていなくても、張替えが基本です。でも、靴底ソールの張替えってだいたい10000円くらいはします。私の場合歩くのが職業なので、たいていは新しく買っているのですが、一般の方にしてみれば、もったいないというのもあるでしょう。そこで、今回は、かかとの修理を自分でやってみました。結果としては、意外と良かったので参考になればぜひ試してみてください!
今回の修理につかった登山靴は、マムートのテトンGTXというミッドカットのトレッキングシューズです。
買ってから1年経っていないのですが、すでに靴底のかかと部分がすり減ってしまっています。しかし、防水性などはまだ大丈夫なので、張替えも考えられますが、ここはあえて、セルフリペアでトライしてみます!
まず修理に必要な材料と道具です。
今回修理しようと思ったのは、じつはこれを発見したから!
これは、かかとの補修用に形状された補強ゴムで、2mm・4mm・6mm・8mmなどシューズやすり減った量に応じて厚さが選べます。
今回は4mmを使用。
それから、これを見たときに、接着剤で貼り付けるということだったので、
水溜りやぬかるみを歩く登山では、きっとはがれてくるだろうという見込みがあったので、こちらの接着剤タイプの補強剤も購入
これを隙間に埋めて浸水しないようにする作戦です。
その他、紙ヤスリ(サンドペーパー)など
まずは登山靴の靴底をきれいにします。おおまかな汚れをとったら、すり減った部分をなるべく平にしていきます。
サンドペーパーは#80くらいで荒削りして、#120くらいで慣らします。どちらかだけでもOK。こするときに、板などに巻きつけてこすると平たくけずることができます。といっても、ソールがカーブしているので、ある程度ですが。
かかとタフは、表面がつるつるしていますが、貼り付け面をみるとこのとおり、クライミングシューズのゴムのように意外にちゃんとしたゴムのようです。
張るときのポイントは、すり減っているところを中心にしますので、私の場合はかかとの中心よりやや外側に合わせます。内股の女性などは、内側よりになると思います。
シューズドクターで溝や隙間をうめていきます。シューズドクターには、かかと形成用にパネルやサンドペーパー、ヘラがついています。形成パネルはこの場合必要なかったです。
とりあえず塗りまくってみました。
これで溝に水が入らないのでゴムが剥がれる心配もなさそうです。
ついでにアッパー部分やソールのヒビが張ったところなども目止め補修
シューズドクターは24時間以上乾かす必要がありますので、このまましばらく放置しました。
さっそく乾かした登山靴を履いてみました。
履いたときの感じは、なんとなくかかとが上がっているようでしたが、違和感はそれほどありません。
もっとかかとに異物感を感じるのかなとおもっていたのですが、自然な感じでした。それも左右にバランスが悪いということもないですね。
しばらく歩いて靴底を確認しますと、きちんと幅広くこすれていました(笑
とりあえず、靴を長持ちさせるという意味では大いに有効で、コスパにすぐれています。
使えます。
ただし、大事にしている革のブーツなどなら、ソールの張替えのほうがいいでしょう。
また、本気靴という観点からも、張替えをおすすめします。
付け焼刃的なところはありますが、練習用やサブアイテムとしての使用、日常での利用であればまったく問題ないレベルですね。
※これ、電動工具とビブラム系のゴム板があれば、いろいろな部分を修理できそうですね。
以上、靴底の修理でした!