沢の時期はいつからいつまででしょう?
年に1-2回くらいしか入らないひとは、
7-8月が最も多い気がします。
しかし、丹沢や奥多摩といった低山であれば、5-6月くらいから入れます。
秋は9月から10月くらいでしょうか。
私は白山山系で沢デビューしましたが、
その年は11月までいっておりました。
寒い、というイメージがありますが、
確かに寒いんですけど、初夏は水量が多くて迫力がでます。
簡単な沢でも水量増量でいつもより楽しめますよ。
緑がういういしい時期はなんともいえません。
また、秋は降雨もすくないことが多く、
泳ぎ系ではない沢を選べば、それほどブルブルしながら登らなくても良いのです。
そして、なんといっても手付かずの紅葉がキレイですね!
(私は今職業柄、個人的に沢にいける時期がほとんど無いのがザンネンです。。)
さて、沢登りが始まるまでの準備ですが、装備が一通りそろったら、。
あとは、やるべきことを心得ておきましょう。
沢では登山計画が重要になってきます。
山と高原地図しかみたことのないような場合は、
地形図の読み方や現在地の確認、地図のマークを覚えてください。
それから、沢で使う用語。
おそらく、遡行図付きのガイドブックなどを参考にすると思います。
(ガイドブック自体が絶版になっていることが多く、いまやネット情報なのかもしれません)
そのときに使う言葉を覚えましょう。
ゴーロ・チョクストーン(CS)・F1・ナメ・トロ・ルンゼ等など
滝は右を巻く・・・・
というのと、
滝の右岸を巻く・・・
というのとは違います。
(右岸左岸というのは、川下に向かって右か左かを指します)
などちょっとわかりにくい表現もあります。
そのへんを覚えたら、こんどは遡行図です。
遡行図を読むのではなく、
自分で書けるようにしましょう。
滝や釜、カーブや二股、枝沢などの情報を登りながら記録していきます。
けっこう面白いからやってみてください。
そのためには、
防水ノートと鉛筆が必要です。
林業用とか測量用などのポケットサイズの防水ノートが便利かとおもいます。
それに高度計付きの時計などはけっこう重要です。
いまは、スマホのGPS機能がありますので、それを使えば楽ですが、基本がまったく身につきませんのであしからず。
※GPSは谷ではとくに正確な位置がでないときや、まったく現在地を拾わないこともあります。