パタゴニアのレインウェア、トレントシェルの紹介です。
2019パタゴニアでは、山用夏用レインウェアとして、トレントシェルジャケットと、ストレッチレインシャドージャケット そしてクラウドリッジジャケットの3種類となっています。
※2019年編集
パタゴニアのレインウェアの違いと機能性を紹介します。
トレントシェルジャケット | クラウドリッジジャケット | ストレッチレインシャドー | |
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重量 | 343g | 391g | 306g |
生地厚み/防水素材 | 50dlナイロン/H2No2.5層 | 30dlナイロン/H2No3層 | 30dlナイロン/2.5層 |
ストレッチ | × | × | 〇 |
ベンチレーションジッパー | 〇 | × | 〇 |
ヘルメット対応フード | × | 〇 | 〇 |
ジッパー | ストームフラップ | 止水ジッパー | 止水ジッパー |
価格 | 19440円 | 32400円 | 29160円 |
トレントシェルのナイロンは2.7オンス50デニール。ストレッチジャケットのほうは2.2オンス30デニールです。
クラウドリッジはレインシャドーと同じ30デニールですが、3層構造なので3.4オンスで厚みがあります。ほんの少しですが、それぞれ生地の厚みが違います。登山利用としては、真夏や梅雨時期の蒸し暑い状況を考えると、すこしでもシェルは薄いほうが良い、というのが雨具選びのコツです。
4シーズン、クライミングなども含め長く使いたいのであれば、クラウドリッジジャケットが良いですが、重要視したいのは、脇下についているベンチレーションジッパーの有無でしょうか。
できれば、軽量で動きやすいストレッチレインシャドーが一押しですが、コスパ的にはトレントシェルジャケットですね。
ストレッチレインシャドーはかなり動きをさまたげません。4方向にのびるので快適です。また、ヘルメットの着用も考慮していますので、その分の頭部の生地も増えます。
ただ、耐久性は3つの中では一番低いと思います。
トレントシェルとストレッチレインシャドーには脇下にベンチレーション用ジッパーがついています。夏山はとくに蒸し暑く換気できるか否かは雨具の快適性を左右します。
一般的な登山ですと、コスパから考えてもトレントシェルジャケットで十分といえます。
アルプスの岩稜やバリエーションなどを入れた場合は、クラウドリッジジャケットということでいいのではないでしょうか。
個人的にはストレッチレインシャドーが軽量で一押しです。
トレントシェルは袋が付いていないかわりに、ポケットを裏返して本体を収納できますね。
でも、これ、通常はしないほうがいいでしょう。
小さな袋にきつく入れ込むと、メンブレンに折り目が入って、防水性が長持ちしない可能性があります。
なので、写真のように、洋服を折るように細長くしたら、裾側からクルクルと回して、フードに本体を収納しましょう。
これで折り目も最小限になります。
もちろん、自宅ではハンガーにかけて収納はしませんよb
ハードシェルジャケットとして、雨具兼雪山も使えるものとしては、ゴアテックス採用のスーパーセルジャケットやリーシュレスジャケットもおすすめです。
トレンントシェルに関しては、こちらの記事もご参照ください