ナノパフも推奨しておりますが、それは、ダウンセーター(インナーダウン)がダメだというわけではありません。
羽毛の持つ保温力とロフト力において、あったかさと携帯性はピカイチです。
私がガイディング中は、確実に寒いコンディションが予想された場合は、ダウンセーターやベストを選びます。
ナノパフでは果たしきれない、安心感のある保温力が魅力だからです。
とくに愛用しているダウンベストは、フィットが良く、クライミング中でも腕の動きを妨げません。
また、冬はソフトシェルとの相性がいいようで、ナノパフでは埋めにくい空間を抑え、なおかつソフトによる蒸気の抜けがいい感じです。
もちろん、オーバーワークによる多量の発汗には気をつけてください。
そして、近年は表面素材に超薄型のナイロンが採用され、より軽量にはなったものの、やはり扱いには気を使います。
しかし、道具を大切にするという観点からいけば、それを教えてくれる、最良のパートナーとなりうるでしょう!
さらに、追加ですが、パタゴニアダウンは、健全な食肉用目的で飼育されている(虐待やひどい環境下にない)農場と契約して、そこから出たダウンを利用しています。
この観点からみても、ダウンならどの製品も同じという認識を改める必要もあるかと思います。
ダウンジャケット!|パタゴニアのウルトラライトダウン&フィッツロイダウン
究極的|パタゴニアのウルトラライトダウンジャケット
ダウンセーターのレビュー記事はこちら↓↓↓
【登山記ブログ】進化するダウンジャケット|パタゴニアの名盤・ダウンセーター
軽さを感じさせないダウンセーターは、年を追うごとに洗練されてきています。
800フィルパワーのダウンに極薄の撥水ナイロンでカバーされ、真冬のインナーウェアとしてだけでなく、室内や春秋のアウター装備として幅広く使用できます。
また、デザインも良いので、街着としても活躍できそうです。
サイジングもかなり修正され、以前よりもフィットもよくなりました。
ナノパフと購入を迷うところですが、用途に合わせて選んでください。どちらも超オススメです。暖かさでいえばダウン。タフさでいえばナノパフでしょう。
毎年ではないですが、スペシャルエディションというちょっと特別バージョンが出ます。私は初期のスペシャルエディションを使っていますが、軽量コンパクトに設計されています。使い勝手もよく、ナイロンの質感もなかなかのものです。
リサイクルポリエステルシェル採用、そして800フィルパワーのダウンはトレーサブル(虐待などのないがちょう)です。そして、デザインも一新。とくにレディースモデルはサイドのキルトデザインもかっこよく?なって体のラインにフィットします。
正直袖がなかったら、寒いんじゃないか?耐えられるのか?そんな不安がよぎるのかもしれません。
しかし、心配ご無用。体のボディが温まれば、ベストも十二分に保温力が期待できます。
しかもダウンセーターはインナーの重ね着も考慮してややユトリのあるサイズ構成ですが、ベストはフィットが違い、体にピタッと密着する感じで空気を逃がしません。
実は超おすすめ♪
こちらは登山やクライミング中の行動時に着用することを前提にしているのでしょう。ほんとうに空気抜けが少なく、ジャケットを着ても保温力・動きやすさを両立してくれます。
R1やR2との相性が抜群です。Ws238g
コスパにすぐれたインナーダウンです。
雪山テント縦走などの雪山でのインナー専用アイテムとしては十分な機能でしょう。
無駄なものを省き、細かいキルトパターンデザインも使いやすい。ポケットはなさそうに見えて、じつは縫い目にそってつけてあります!600フィルパワーのグースダウンでMs272g レギュラーフィット
ダウンセータージャケットのフード付き!
フードが必要かどうかというのは、用途によりますよね。
防寒ということでフード付のほうが暖かいですが、ちょっとジャマなときもあります。インナーメインであればフーディは不用ですが、小屋・テント泊の防寒着などで使う場合はあって悪くはないでしょう。防寒重視の方はこちら。
ダウンセーターフーディのハイロフト版!
さらにあったかいのを重視するとこうなるのでしょう。
重さでハイロフト555g>ノーマル428gです。当然、強制給餌や虐待されていないガチョウのダウンを使用しています。
通常のダウンセーターにくらべ、ダウンを増量!縫い幅が違うのでなんともいえないが、縫い幅が広いということは、保温力が高いはずです。確かにダウンセーターでは、冬の風の強い稜線や、クライミング中の待ち時間などには、すこし寒いという気もします。かといって、ダウンジャケットはかさばるし、、、という場合にうってつけですね。あとはデザイン好み。